熱傷は痛みが強く、やけどのあとなど見た目の後遺症を残すことがあるため、こどもにとっ てつらい事故のひとつです。大人が十分気を配って熱傷を防ぎましょう。
熱傷は熱い液体が原因で起こることが多いため、ポット、コーヒーメーカー、カップ麺、味 噌汁、お茶などの取扱いには注意が必要です。
それ以外にも、炊飯器の蒸気口に手を当てる、炊きたてご飯に手を突っ込む、魚焼きグリル のふたに触る、コンセントに差してあるプラグをなめるなど、こどもの思わぬ行動が熱傷へと つながります。
- よく冷やしてあげることが最も大切です! 痛みがなくなるまで冷やしましょう。
- 熱傷部分にさわらないようにしましょう。
- アロエをぬるなどの民間療法は止めましょう。
- 市販されている冷却用シートは、熱傷には使えません。
- 熱湯などをかぶった場合には、服の上からでも流水で冷やしましょう。
- 『こどもの救急/やけど』をチェックしてみましょう。熱傷の重傷度判断はきわめて難しい ので、判断がつかない場合は急患診療所を受診しましょう。
- 水疱ができたり皮がむけたりした部分が広範囲におよぶ熱傷では、専門医療が可能な医療機 関に搬送してもらう必要があります。
- 火事で熱い空気の中にいたことによる気道や目の熱傷、爆発などによる顔面?気道の熱傷、 化学薬品による熱傷なども救急車を呼ぶ方がよいでしょう。