急を要する症状はみられないようです。 おうちで様子をみながら診療時間になるのを待って、病院へ連れて行くとよいでしょう。
- 選択された症状はありません。
ウンチの色が変な時のチェックポイント
- いろいろな病気で「ウンチの色が変」になることがありますが、原因が分からないと不安になってしまいがちです。急患診療所に行く必要がない場合でも、およその原因を想定しておく必要があるでしょう。
- 乳児期に白いウンチをしたときには、ロタウイルス胃腸炎を考えます。この病気は、おう吐と下痢で脱水症になりやすいので(「吐き気、下痢」参照)、こまめな水分補給をこころがけてください。また、胃腸炎に伴いけいれんがみられることもあるので注意しましょう(「けいれん・ふるえ」参照)。
- クリーム色の便は、胆道閉鎖症などの病気の可能性もあります。嘔吐や下痢など他の症状がなくても、早めに日中の小児科外来を受診しましょう。
- 幼児期に血便がみられた場合には、細菌性腸炎が考えられます(「腹痛・便秘」参照)。この場合、特別なことをせず様子をみているだけでよいでしょう。浣腸や下痢止めのお薬を与えたり、カイロや湯たんぽでお腹を暖める必要はありません。大切なことは、お子さんの具合や様子が時間とともに変化しているかどうかです。変化があった場合、もう一度、行くべきか待つべきかをチェックしてみて下さい。
- お子さんが肛門を痛がる場合は痔出血を考えます。そのヒントはウンチ直後に出血したばかりの真っ赤な血液がウンチの上についているかどうかです。出血は便秘による硬いウンチが肛門を傷つけるためにおこります。診療時間を待って、かかりつけの先生に相談しましょう。
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